アメフット、欧州に根付くか=NFL公式戦は盛況

2010/11/10

時事ドットコム : 欧州に根付くか=NFL公式戦は盛況

11/10 :  ロンドンで4年連続の開催となった米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の公式戦に多くの観衆が集まった。
サッカーの聖地、ウェンブリー競技場で10月31日に行われたフォーティナイナーズ(49ers)-ブロンコス戦に8万3941人。
欧州に「アメフット」は根付くのか。

 観客は対戦チームのジャージーだけでなく、思い思いのチームジャージーを着ていた。
年1度の開催。英国や他の欧州各国に住むアメフット好きな米国人が集まっているのでは-。
そんな見方にも、NFLのマッカーシー副会長は「(観客は)15の違う国から来ている」と否定する。

 NFLは試行錯誤の中で欧州でのファン層を広げてきたと自負している。若年代向けの教室も長年にわたり草の根で行っている。
プレシーズンマッチを手始めに、登竜門の意味合いもあったNFLヨーロッパも試みた。
2007年に解散したが、最後まで5チームが残ったドイツでは子供を持つファミリーに根強い人気があったようだ。

 グッデル・コミッショナーが「すべては(競技、試合の)質ということだ」と言うように、真剣勝負の公式戦に行き着いた。
あるリーグ関係者は「欧州全土から来るとすれば8万人超には驚かない」と言う。
 NFLは近い将来、英国を含む欧州での公式戦2試合開催を目指し、その先には、英国を本拠とするチームの誕生も視野に入れているという。 (ロンドン時事)


 

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