日はまた昇った 相模原ライズ1部昇格

2011/01/04

「 毎日jp :  日はまた昇った 相模原ライズ1部昇格 

1/4  :  日はまた昇った。アメリカンフットボールの社会人Xリーグで先月、08年限りで解散したオンワードの元選手らで構成される
相模原ライズが1部昇格を決めた。「日はまた昇る」との願いを込めてライズと名付けられた相模原。試行錯誤を重ねながら09年
1月の3部加入から2年でトップリーグへ上り詰めた。

 昨年12月26日のハリケーンズ(1部中地区4位)との入れ替え戦は57-0の圧勝だった。だが、笑顔はない。主将のDT伊倉
良太は「これで日本一を目指せる位置に立てる。『3年で日本一』の目標に向かって来季も頑張る」と、1部昇格も通過点であること
を強調した。

 前身のオンワード(01~07年はオンワードスカイラークス)は92年と07年に日本一になった強豪だった。その70人の選手の
約8割が中心となり、相模原市を拠点として新チームがスタートした。過去2年の秋の公式戦は無敗。歩みは順調に見えた。

 だが、チーム代表のRB石井光暢は「数え切れないぐらい、いろいろあった」と振り返る。エースのQBは今季から他チームへ
移籍し、オンワード時代からのダニエル・リンズ・ヘッドコーチも病で一時戦列を離脱。「自分たちの真の力が分からない」(石井代表)
という中、戦力の維持に苦しんだ。

 石井代表によると、リーグ加盟にかかる費用は2部で年間約200万円だったのが、1部では約1000万円。チーム運営費も今季
から1000万円増の5000万円になる見通しだ。

 だが、相模原は世界同時不況によるスポンサーの撤退でオンワードが解散となった経験から「スポンサー企業に頼らない自主運営」
を貫く方針だ。チームを運営するNPO法人はスポーツジムなども経営している。「スポンサーに支援拡大を求める一方で、チームとして
もさまざまな方法で『稼げる』態勢を築き、連続で日本一を目指せるチームにしたい」と石井代表。相模原の挑戦はスタートラインに
ついたばかりだ。


 

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