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「産経ニュース：　関大ＲＢ藤森、今季初の独走ＴＤ 」

10/16 : 自慢の豪脚が爆発したのは第３クオーターの開始直後だった。甲南大のキックオフを自陣ゴール前でキャッチした関大のＲＢ藤森は左サイドを真っ直ぐ約４０ヤード駆け上がった直後、内側に鋭く切り込み、相手を置き去りにし、一気に相手ゴールラインに飛び込んだ。

　今季の自身最長となる９５ヤード独走のキックオフリターンＴＤ。この圧巻の走りに、藤森の成長がうかがえる。

　昨季の年間最優秀選手に輝いた藤森へのマークは今季、当然厳しくなる。昨季までのように、真っ直ぐ走るだけで相手を振り切ることはできない。そこで身につけたのが、巧みなコース取りと味方をブロックとして使う走り方だ。

　ただ、期待が大きいからこそ、「技術を覚えた分、スピードが落ちている」と板井ヘッドコーチは手厳しい。藤森自身にも「昨季なら振り切っていたが、追いつかれそうだった」と自覚はある。

　連覇に向け、最大の壁となる立命大戦（１１月１４日）、関学大戦（同２８日）は１カ月後。「スピードを落とさぬようきっちり仕上げていきたい」。藤森はエースとしての強い決意を口にした。

・　今年も関大は強いですね。板井さんがコーチ陣に加わってからチームは急激に強くなりました。指導陣の力量が大きいと思います。