アメフトへ熱い声援
2010/10/07
10/07:
「X(エックス)リーグ」というのをご存じだろうか。正式名称は「日本社会人アメリカンフットボールXリーグ」。9月4日に秋季リーグが開幕し、計18チームがイースト、セントラル、ウエストの3地区に分かれてリーグ戦を行っている。その熱戦は躍動感に満ちあふれている。
Xリーグを取り上げたのには、理由がある。私事で恐縮だが、長男が所属する社会人チームの応援のため、開幕以来、競技場に足を運んでいるからだ。毎回、選手たちの家族をはじめ、OB、会社の上司、同僚らがスタンドを埋める。そして、華やかなチアリーダーたちのパフォーマンスと一緒になって声援を繰り広げる。その一体感は、まさにスポーツの魅力そのものだ。
しかし、試合翌日の朝刊運動面をみても、小さく記録が掲載されているだけ。社会人ナンバーワンを決める12月の「ジャパンXボウル」や、学生王者と対戦し、日本一を争う1月の「ライスボウル」など、よく知られているビッグゲームを除けば、野球、サッカー、ゴルフなど他のスポーツと比較して、紙面に占める情報量は圧倒的に少ない。
日本社会人アメリカンフットボール協会によると、昨年のリーグ別競技人口は、(1)大学リーグ約1万人(2)Xリーグ約5千人(3)高校リーグ約4千人-などとなっている。やはり、競技人口のすそ野の拡大が最大の課題だ。ファンの一人としては残念だが、それが紙面の取り上げ方にも大きく影響しているのである。
リーグ名称のXには、「excellence(卓越、優秀、傑作)」「expert(熟達した)」「exciting(刺激的な、興奮させる)」といったリーグの活動理念が込められているという。実際に試合をみてみると、トップアスリートたちのスピード感あふれる激突は、時間がたつのを忘れさせるほど魅力でいっぱいだ。
本場・アメリカでのプロフットボール発足は1920年。日本では昭和9(1934)年に明治神宮外苑競技場で最初のアメリカンフットボールの試合が行われた。Xリーグは社会人トップリーグとして平成8(1996)年に誕生し、毎年、スター選手を中心に盛り上げを図っている。
今季リーグのファイナル「ジャパンXボウル」は、12月20日に東京ドームで行われる。ぜひ、応援に行きたいと思っている。(大阪編集局次長 佐藤正廣)
・ジャパンボウルだけでなく、毎週のリーグ戦も観に行ってほしいですね。それにしても、アメフトの競技人口って、そん
なものでしょうか?
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