北大津高校 アメフト部
2010/09/18
9/18: 【「全国」へ起死回生!/信じる力、感謝する心を胸に】
男たちはがけっぷちに立たされた。高校アメフトの頂点を決める12月の神戸・クリスマスボウル出場にわずかな望みをかけて、グラウンドの約30人は雄たけびを上げながら体をぶつけ合っていた。
昨年は全国ベスト8まで進んだが、今年は12日の県大会準決勝で立命館守山に敗れ、追い込まれた。「全国」に行くには、3位決定戦で勝ち、かつ立命が決勝で優勝することが最低条件。そのうえで準優勝チームとの2位決定戦を制し、さらに京都の2位チームに勝たなければならない。
練習中、声をからしてチームをひっぱるのは慎改(しん・かい)和也選手(3年)。同じクラスだった藤本貴紀(あつ・のり)主将(同)に誘われ、1年の冬に野球部から移った。本来のポジションはパスを受けて相手陣へなだれ込む「ワイドレシーバー」だが、いつからか「ヴォイス(声)」と呼ばれる。
戦っているのは男たちだけではない。苦労を共にしてきた若山かすみさん(3年)らマネジャー3人は、県大会を目前にピリピリする選手たちからきつく当たられ、マジギレした。5日の1回戦はベンチに入らずボイコット。彼女たちの存在の大きさを知った選手たちに請われ、次戦の準決勝から復帰した。負けたら即引退。少しでも長く仲間とともに戦いたい気持ちは、マネジャーも同じだ。
3位決定戦は19日。起死回生に向けて練習に打ち込む。
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